アジアの教育移住~英国伝統校マルボロ・カレッジ ジョーホールバル分校

 
 

マレーシアに英国伝統校が進出!

アジア各地で広がる教育移住~グローバルな教育が人気

教育の選択肢が広がるアジアの教育移住、日本人の人気はシンガポールやマレーシアなど生活基盤の安定した地域

(写真:Marlborough college by Allan Harris)

2012年秋、英王室ケンブリッジ公ウィリアム王子の妻キャサリン妃の母校で170年の歴史をもつ英国の伝統校マルボロ・カレッジが、よりグローバルな教育を目指すため「マルボロ・カレッジ・ジョホールバル分校」を開校。当校が置かれたのはシンガポールと隣接する都市ジョホールバル。政府主導の都市開発プロジェクト「イスカンダル計画」の一環として造られた教育特区「Edu City」に校舎が建つ。授業については本校と同等の教育カリキュラムが組まれ、英国出身の教師らが児童・生徒を教えることになる。このようにアジアにおける教育移住は、日本も含めた周辺地域で人気が高まり、マレーシアのほかタイやシンガポールに進出する英国伝統校の入校者は増加を続けている。日本の伝統校はというと、1990年代から早稲田渋谷シンガポール校や帝京マレーシア日本語学院など、大学が運営する学校がすでに南アジアへの進出を果たし、現地との教育交流に大きな役割を果たしている。