HALAL認証制度
ハラル認証制度
ハラル(ハラール)認証制度とは:イスラムの市場に参入するための厳しい条件をクリアした商品であることを認める制度
ハラル(ハラール)認証について
◎ハラル認可商品は、イスラムの国々の共通認識
◎現時点では、各国が自分の認証制度機関を持つ
認証のシステムまたは検査基準
認証のシステムや検査基準は国によって異なる
日本のハラル業界とつながりの深い海外の認証団体の国名:
◎インドネシア ◎マレーシア ◎パキスタン
◎バングラデシュ ◎シンガポール ◎タイ国
ハラル(ハラール)認証の必要性
【完成品】販売地域の民族(宗教)構成によって異なる *輸出相手国の輸入規制による
【原材料】完成品をイスラム市場で販売する場合、材料のハラル認証も必要
【添加物】微量でもハラル認証が必要
各国のハラル(ハラール)認証期間・団体※一例
イスラム圏に食品などを輸出をする場合、相手国のハラル認証をとることが大切になります。ハラルといっても、世界的に統一された認証規定は現在のところありません。それぞれの国や地域により若干異なる規定が存在します。中東地域、東南アジア地域、トルコをはじめとする中近東では、それぞれハラルの違いに特徴があります。
東南アジアではマレーシアが世界に先駆けて、政府による認証機関として、JAKIMという団体が設立されました。それを受けて各国では政府主導で統一的な認証機関を設ける動きが広がっています。
国名 | 認証機関・団体 | 正式名称・補足 | LOGO |
マレーシア | JAKIM | Jabatan Kemajuan Islam Malaysia | ![]() |
インドネシア | MUI | Majelis Ulama Indonesia | ![]() |
シンガポール | MUIS | Majlis Ugama Islam Singapura | ![]() |
フィリピン | IDCP | Islamic Da’wah Council of the Philippines | ![]() |
タイ | CICOT | Central of Islamic Council of Thailand | ![]() |
イスラム圏では消費者保護のため宗教的な法律として罰則などがあり、自由諸国から食品を輸出する場合には、その相手国認証機関によるハラル認証が必要になります。
かつて、ハラルをめぐるこんな事件が…2000年インドネシアで、日本の大手食品会社が調味料に豚由来の酵素を使用していたため、日本人技術者1人を含む幹部4人が逮捕される事件が起きました。ハラル基準の中でも豚由来のものには特に注意が必要となります。きちんとムスリム文化を理解しハラル基準をしっかり守れば、イスラムマーケットは魅力的な市場となります。